私は三人兄弟の次男として生まれました。兄は「長男として育てる」という親の思いの中で成長しましたが、私と弟はその役割から離れたところで育ちました。そのため、自然と「家の事は長男が見るもの」という意識が根付いていたように思います。
やがて母が松葉杖を使うようになり、介護が現実味を帯びてきました。しかし兄には担うことが難しく、かと言って施設にお願いするのは心が痛み、私は出生順に関係なく「自分が親を支えよう」と決めたのです。
自らが決めた事とはいえ「どうして自分がこの役割を担うことになったのだろう」という思いがあって、十代の頃から運命という人の力の及ばない領域に惹かれていたこともあり、その答えを求めて算命学を学び始めました。
学びが進むにつれ、兄弟三人がそれぞれ自分の宿命に沿った生き方をしていることが見えてきたのです。
○ 兄は家を継ぐことは無く外で自分の世界を築く星を持ち
○ 弟は初代運で、親の価値観など受け継がず自分の世界を一から作り上げる星を持ち
○ 私は長男ではないのに長男の役割を担い、家の中心に立つ星を持って生まれていたのです
「誰が親の元に残るのか」という場面で、自然と流れが私に集まってきたのは慣習や期待ではなく、元々の宿命の配置だったのだと気づいた時、胸の中のわだかまりが静かにほどけていきました。
とはいえ介護の日々は年々厳しさが増し、過労やストレスで立つこともできないほどのめまい、鬱、自律神経の乱れに苦しむ時期がありました。
そんな折、厳しい寒さの中で凛として咲く水仙を見て「この花はこの季節を与えられたからこそ咲ける、私の苦しみも咲くために必要な冬なのではないか」と感じたのです。その気付きが力を与えてくれました。
誰の人生にも悩みや苦しみ葛藤はあります。だからこそ算命学の智慧を通して悩みに寄り添い、希望を失った心にそっと光を灯し、「生きてて良かった」「諦めなくて良かった」「信じていて良かった」と思える瞬間を一人でも多くの方に届けること、それが私に与えられた使命なのだと感じています。